キーワード
リーダー、まとめ役、マネジャー、コーディネーター、リーダーシップスタイル、グローバルリーダー
本の概要
チーム内にリーダーが一人いればいいというのは、日本的な考え(他の人はその人の指示に従う)。世界的な観点では、一人一人にリーダーシップを持つことを期待され、採用や出世の際にもこれまで、チームでどのようなリーダーシップ経験があるかどうかが重視されます。
つまり私達が、世界で戦うためにはリーダーになる必要があります。
カリスマ的なリーダーは一定数存在するが、リーダーシップは実は学び鍛えるべき資質です。
それぞれにあったリーダーシップスタイルを見つけて、失敗を繰り返しながら鍛え続けることが大切です。
感想
まずこの本を読む前と後で、リーダーというものの考え方が決定的に変わりました。
今まで私は、筆者が第三章に書いているような能力(管理能力、利害調整能力、雑務能力)を持った人や立場、役職が上の人が仕切るというのが暗黙の了解として自分の中にありました。そのような人達がリーダーになるものだと思っていました
しかしそれは、和を重視する日本的な考え方のもとに成り立つ【まとめ役】であって、欧米で理解される【リーダー】と異なります。
リーダーとは、成果主義とセットにして考えなければならない、周りの人を楽しくさせることではなく、なんとしても成果を出す人のことである
円満に楽しく事を成せばいいと考えていたのが、リーダーを任された時のこれまでの自分でした。成果主義のもと、例え嫌われても、目標を掲げ、先頭を走り、決定し、伝えることを行うのが本当のリーダーなんだということがわかりました。
そのようなリーダーになるにはどうすればいいのか、鍛えるにはどうすればいいのか、本書で挙げられている4つの基本動作(バリューを出す、ポジションをとる、自分の仕事のリーダーは自分、ホワイトボードの前に立つ)を行えばいいということでした。
リーダーシップを訓練するには、とりあえずやってみて、出来ない部分は次回から改善していくというスタンスをとることが必要であることがわかりました。 以上の内容を、日常生活の過ごし方、意識の持ち方に応用します。